【ドイツスタディツアー報告会♬】
先日、当NPO会員向けに、ドイツスタディツアー報告会をオンラインで開催しました。
今回のスタディツアーは、徳島県と、友好提携関係にあるドイツ・ニーダーザクセン州が、ドイツ・マネジメントアカデミー(DMAN)と共催して行ったものです。
ツアーには、当NPOから私を含めて5名が参加しました。
徳島県の女性管理職の人数は、すでに全国平均を上回っていますが、男性管理職の人数には到底及ばず、参加者には、この現状を打破するための行動が期待されています。

参加した5名のメンバーが、それぞれ用意した資料をもとに、受けた講義やワークショップの内容、見学した企業、ドイツの街や人から受けた印象などを伝えました。
ツアーで学べたことは本当に多かったのですが、各自の持ち時間は15分。
短い持ち時間の中で、あれも伝えたい、これも伝えたいと工夫しながらの発表でした。

ドイツは、日本と同じように性別役割意識の強い文化であり、そのことが女性の社会進出・社会参画にも影を落としているということ。

これは渡航前の研修でもお聞きしていましたが、現地で聞く声もまさにその通り。

ジェンダーギャップ指数10位という高さから、日本とは全く違う画期的な支援策があるのだと勝手に想像していましたが、施策としては既に日本でも実施されていることが多かったのが意外でした。

では指数の高さはどこから来るのか?

日本より政治・経済分野で女性活躍が進んでいることが要因、とこの日の報告会でも話題になりました。
ただ、お会いしたドイツの女性の明るさやおおらかさ、力強さは、日本の女性を凌いでいると私は感じました。
また「問題があっても解決できる」という前向きな考えのもとに行動しているとも思いました。

だからこそ、個人の考え方、行動の変革を促す様々なエンパワーメントのワークがあったのだと、振り返って感じています。

ツアーに参加して変わったこと。

私自身は、日々の仕事で(相談員です)、相談に来た方に、男女の別なく家事育児をすることの必要性を、押しつけではなく気づいてもらうこと、管理職や経営者を「目指していいんだ!」と女性に思ってもらうことを心掛けるようになりました。
そして相談員としてのスキルを上げ、語学(英語)ももっと勉強して、使いこなせるようにすることで、「学ぶ」ことでいつまでも楽しく、元気に働けることを実証していきたいと思うようになりました。

ということで、お休みの日の夜にご参加いただいた皆様ありがとうございました。

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