それぞれの立場で「女性が働く」を考える、パネルディスカッション

それぞれの立場で「女性が働く」を考える、パネルディスカッション

1月30日に開催された、第3回阿波女活躍サミットのパネルディスカッションのコーディネーターを務めさせて頂きました。

 

基調講演は消費者庁長官の新井ゆたか様が、女性が地域を強くするというタイトルでお話しをされました。

内閣府の男女共同参画白書のデータを紹介しながら、女性が働き続けることができる環境をつくることや制度の改定の必要性などをご説明くださり、首がもげるほど頷きながらお聞きしました。

 

パネルディスカッションでは、大学生3名、企業の社員の方3名、経営者2名の8名のパネリストの方に御登壇頂き、それぞれの立場で「女性が働く」を考えるというお題を頂きました。

限られた時間の中では、要点を絞ってのクロストークのみとなりましたが、何とか無事に終えることができました。

大学生の立場から、政府の補償だけでは生きていけないかもしれない、いつ何が起こるかわからない!そのために働き続けたい、また家事や育児と両立したながらキャリアアップをしたい!起業したい!などの意見があり、人生100年時代を生きる今時の大学生はちゃんとご自身のキャリアプランを考えていることに関心しました。

また、企業社員の方からは、現場からのリアルな課題の共有もありました。

管理職としてのマネージメントの難しさに直面している。ネガティヴフィードバックは私も課題を感じていますし、ダイバーシティマネージメントもとても難しいと思います。また、家事や育児と両立したい女性の働き方に男性の理解が得られないこと、女性管理職の登用の難しさなどがあげられました。

経営者の方からはそれぞれに具体的でインパクトのあるフィードバックがあり、大変充実したパネルディスカッションとなりました。

 

徳島県は女性社長比率全国1位、管理的職業従事者全国1位、審議会等委員の比率全国1位と、データで見ると女性活躍先進県ですが、華々しい「活躍」や何かとの比較ではなく、誰もが自分の希望するように生きられる環境や生きがいや働きがいを感じられ、幸せに生きることができるところでありたいなと感じました。

そのためにも、まずはパイオニアやロールモデルとなる方々が身近にたくさんいることが必要です。

これまでの慣習や制度を現場から変えていくことができる女性が一人でも増えると未来は必ず変わります。
みんながそれぞれの立場で、その一人になりましょう。

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