高齢社会白書より 男性の孤独について

高齢社会白書より 男性の孤独について

皆さん、こんばんは。
花咲かねーさん組合の笠井誉子です。
今夜は24時間をテレビを見ながら、記事を投稿しています♪

先日の【男性は孤独、女性は貧困】について、男性の孤独についてです。

内閣府が公表している「高齢社会白書」でも、数年前から懸念されているのが、高齢者の中で、単身世帯の割合が増加している事です。

2030年には、単身世帯が約4割にも達する見込みです。

特に男性の増加が顕著で、社会からの孤立化が、無縁社会や孤独死といった新たな社会問題まで生み出しています。

65歳以上の単身世帯のうち、他人との会話の機会が2週間に一回以下という男性は、16.7%にもにも上り、
友人との交際が少ない、
日頃の会話が少ない、など

女性と比べて、人付き合いやコミュニケーションに差が有ることが感じられます。

男性の単身世帯の増加の背景には、未婚率の上昇も有り、1970年には1.7%だったのが、2010年には20.1%となっています。

家族社会学者の山田昌弘さんの著書「近代家族のゆくえ」には、家族責任を負担することが愛情表現とあります。

そのような家族イデオロギーが一般的に確立されたのは、日本の高度経済成長期で、同じく専業主婦なるものが確立されたのも、同時期です。

経済発展により豊かな生活に恵まれた反面、家族という小さく幸せな世界が、地域やコミュニティの連携を弱め、勝ち組や負け組のような格差や優劣を生み、サバイブする社会へ加速させたのかもしれません。

その後、近年の経済の低迷、失われた20年の間に、雇用の不安定化、男性の所得低下などから、一家の大黒柱としての役割を果たせなくなって、家族イデオロギーさえ崩壊しつつあり、男女ともに結婚の意義を見失っているのかもしれません。

でも、これからは男女の役割分業が根付いた日本社会の概念に縛られず、自由な婚姻関係や役割分担を選べる社会になっていく、いかなければ、発展的未来は望めません。

ちょうど、そんな意識の過度期にいる今の世代は、様々な意見の中で批判されたり、不安になったりする人も多いのかもしれませんが、今の選択がこれからの人の礎になると信じて、強い心で、自分の生き方を選んでほしいと願います。

専業主夫で、料理や育児をできる男性は、働く女性には大歓迎かもしれません^^;

何十年か先には、法的な婚姻制度も実情に追いつき、変化してくるはずです。

そして、急速な高齢社会への対応についても、地域コミュニティへの参画や働く機会を設けること、それから、北欧型の集合住宅のコミュニティハウスなどの提案などで、一人でも多くの人が孤独を感じる事の無い社会を実現していかなければいけません。

なぜ、今の若者が未来に希望を持てないのか、それは幸せな大人を見ていないからであり、老後の不安を持ちつつ、懸命に働くのに矛盾を感じても当たり前ですよね。

そして、その年金世代を支える若い子育て世代が、自由に少しでも負担無く子供を生み育てる事ができるよう、理解と協力が相互に行えることが理想です。

まずは、いかに時代によって思考や嗜好が違うかを、交流し意見交換してみると「目からうろこ」の刺激や発見があるかもしれませんね。

愛は地球を救う!

そうで無ければ、人類誕生46億年の歴史の一時代を生きる私達は、それぞれの役割を持ち、今ここに生まれてきたのですから!

今夜はそんな思いでTVを見ながら、書いてみました。

次は、古くて、新しい課題、女性の貧困について書いてみます。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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