JWLI Bootcamp 2022 Tokushima DAY2 レポート

JWLI Bootcamp 2022 Tokushima DAY2 レポート

この日は、主催者であるフィッシュファミリー財団、厚子・東光・フィッシュさんのあいさつから始まりました。

厚子さんはこの日の朝、徳島城址を散策されたそうで、蝉の大音声を久しぶりに聞いたこと、その声で戦争中・疎開中の貧しい生活のこと、疎開先の長野で食べたきゅうりやトマトの味を思い出したこと、をお話しくださいました。

聞いていて、平和は本当に何をおいても大事だと、そのありがたさを感じました。

そして本日はまず山川恭弘先生のセッションです!

山川先生は全米で最も起業家を輩出しているバブソン大学で、起業家となるためのスキルとマインドを教えておられますが、それを凝縮した講義です。
まずは意識してほしいこととして、次の3つを挙げてくださいました。
・Like child!(童心にかえる)
・Be serious(学びに執着する)
・Open minded(心を開いて)
参加者は講義と様々なワークを通じて自己分析をしながらリーダーシップについて学んでいきます。

山川先生の話術にぐーっと引き込まれていく感じ。勉強ってこんなに楽しかったかな?と感じる時間でした。

午後は大嶋栄子さんのセッションです。

栄子さんは、札幌で「それいゆ」という施設を運営されています。
これは、さまざまな被害体験を背景に、精神的な病いや障がいを抱える女性を支援する施設です。
もともとはカウンセラーとして臨床の現場で仕事をされていた栄子さんが、なぜ施設を運営するに至ったのか、また運営を始めてからのご苦労、行政との仕事の仕方など、非営利の活動をする上で知っておきたいあれこれを、洗練されたことばで伝えてくださいます。そしてワークで自分たちの活動について展望を考えていきました。

「とにかく書くこと・話すこと・会うこと・聴き合うことが大事」という栄子さんのことばがとても印象的に残るセッションでした。

他のプログラムと違うと感じるのは、講義中拍手が起きたり、ヒューッ!という声が聞こえたりとopenでfriendlyな雰囲気、アメリカ、BOSTONのプログラムさながらの、その「空気感」。

真剣ながらも全員が楽しんでいる雰囲気がとても印象的でした。
それから、参加者は(主催者、講師も含めて)ファーストネームで呼び合うのがJWLI流です。

確かにそのほうが、お互いの距離が縮まるのが早い!これも新たな発見でした。

夕食の後、参加者は明日のピッチ(プレゼンテーション)に向けてスライドの準備を始めました。

何百回もプレゼンテーションをしてきた猛者から、ほぼ初めての人まで、経験値は様々ですが、みんな真剣です。スタッフの助言を聞きながら、作業を進めていたそのとき、なんと吉野川のイベントで上げられている花火が、会場グランドバレスの北向きの窓から見えるではないですか!

徳島の夜空に高く上がった花火は、参加者たちへのエールのように見えました。 

 

お問い合わせはこちら

活動報告カテゴリの最新記事