PEP 政策起業家シンポジウムに学ぶ
TFA2nd.2020 次回の講座は、「教育とメディア」です。

講師を務めて下さるのは、ジャーナリストの治部れんげさんです。

TFA開催前、治部さんが登壇された7/15開催の「PEP 政策起業家シンポジウム」に
今期の運営メンバーと一緒に参加しました。
一般社団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)が2019年より開催していて、
今年で2回目の開催でした。
平日の昼間でしたが、オンライン開催ということもあってか、全国から800人もの方が参加していました。まさに今、多くの人が「政策」に関心を持っていることがよくわかります。
こちらのシンポジウムの分科会がどれも魅力的で、9人がそれぞれ違う分科会に参加し、後日知り得た情報や個人の意見などを共有し、勉強会を開催しました。
「利権よりも公益を!」
政策起業家とは公(公益)のために、様々な社会課題を政策としてアジェンダ化し、それを実現するために、アイデアや専門性を出し周りを巻き込みながら取組み、実現に向けて影響力を行使する人である。
開会のご挨拶で、聞き慣れない政策起業家という言葉を力強く語って下さったのが印象的でした。

その後、オープニングトークでは、「何故いま政策起業家が必要なのか」について具体例を交えた議論が交わされ、その後分科会に分かれました。

ここでは、興味をソソるタイトルだけご紹介しておきます。
1-A:データとテクノロジーが変える国家
1-B:政策のラスト・ワンマイル 政策のアウトリーチ
1-C:有事に発揮されるPublic Private Partnership
2-A:テクノロジーの実装
2-B:ポスト・コロナ教育の形

2-C:政策の未来とメディアの役割

治部さんは2-Cにご登壇されて、コロナ禍における政策報道のあり方やソーシャルメディアの台頭によるメディア市場全体の課題や今後のあるべき方向性について、メディアの専門家や研究者の方と議論されました。
その中の一つの例として、定額給付金のDV被害者に対する対応を上げ、SNSで改善について声をあげたことが議員に届き実現したことと、女性の声は届きやすくなった一方で、突然休校となったり、この暑さの中マスクをして登校する子供への対応は不十分ではないかと、政策や方針に受け身で対応するしかない子供の課題について言及されていました。
政策というものを難しく考えるのではなく、このような身近な課題を少しずつ改善していくために声をあげることは、私たちのもできる政策への関わりかたでもあります。
コロナ禍では、不安を煽るようなデマや真偽不明の情報がたくさん流されました。情報の受け手側のリテラシーも、これまで以上に求められる時代となりました。
諸外国では「メディアリテラシ-」として教育の中に組み込まれている例もありますが、日本では自主的に学ぶことが必要です。
治部さんの講義では、身近な具体例から受講生同士で議論を深め、提案力を高めていく方法などを学びます。
TFA2nd.で、大いに学び、視野を広げ視座を上げ、自分を深く見つめることで、これからの世界が大きく変わります。
これからの「エンパワーメント ジャーニー」を思い切り楽しみましょう。

開催報告カテゴリの最新記事