TFA2nd.2020  Step02「教育とメディア」の開催報告
「とくしまフィーチャーアカデミー2nd」
第二回目の講座が本日9月27日13:00~オンラインで開催されました。
テーマは「教育とメディア」
講師はフリージャーナリストの治部れんげさんです。
・情報を読み解く力を持つこと
・知識を持つこと
・自分の情報を自分なりの表現で伝える力を持つということ
その重要性について皆様と一緒に深く考えていきたいという思いから
フリージャーナリストの治部れんげさんを迎えして講演いただきました。

1つ目のテーマ
様々なメディアの特徴として、SNS、報道、広告(情報の受け手として)について講演がありました。
インターネットにはたくさんの情報があり、それらの情報には
①訓練を受けた記者が扱うテーマを選び「取材」して「記事」を形にしたもの(報道)
②訓練を受けたクリエイティブ・ディレクタ等が依頼主の希望を伝える資格・文字情報の制作をしたもの(広告)
③IT企業がコンテンツの「場」を提供基本ルールを示す以外個別内容は関与せず、寄稿者は自由意志で投稿したもの(SNS)
が混在しており、記事を書く側が誰のために作られたものかによって、
情報の信憑性が変わってくるとのことでした。
また、最近話題になっている「ブラック ライヴズ マター(BLM)」のことにもふれ
自分が塾の講師で、生徒に「今、アメリカではブラック ライヴズ マター(BLM)っていう暴動が起きて大変なんだってね」と言われたとき、どのような説明をしますか?5分間で調べて発表してください。
情報は新聞でも、雑誌でも、インターネットでも何でもいいです。と問題提起がありました。

 これをインターネットで検索する際、「ブラック ライヴス マター」と検索するのか、「BLM」と検索するのか「アメリカ 黒人 刑事司法」と検索するのかによって、出てくる記事の内容がまったく違ったものが出てきます。
一番に出てくる情報が、正しい情報かというと、そうとは限らず、検索側がより詳しい情報や知識を使って検索をしないと正しい情報にたどり着けないということを学びました。

・メディアを主体的に読み解く能力。
・メディアにアクセスし、活用する能力。
・メディアを通じコミュニケーションする能力。
特に情報の読み手との相互作用的(インタラクティブ)コミュニケーション能力。
をつけることが重要だと痛感しました。

2つ目のテーマは、教育とメディアで県に政策提案をしてみようということで、グループワークにより、県に政策提案をすることを話し合い各グループの発表が行われました。
活発な意見交換ができ、受講生の熱意が伝わっってきました。

3時間があっという間に過ぎてしまうほどの濃い内容の講義でした。
事前に何度も担当のメンバーが協議を重ねて、創り上げてくれたことと
それに応えてくれた治部さんのレクチャーは、本当に素晴らしい内容でした。
期待以上の学びに、受講生の皆様の晴れ晴れとした笑顔は印象的でした。
皆様、お疲れ様でした。

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