饗場和彦先生 TFA特別講義

饗場和彦先生 TFA特別講義
TFA第5講の三浦まり先生による「女性と政治」の講義後、さらに学びを深めるため
徳島大学総合学部 政治学がご専門の饗場和彦先生に特別講義をいただきました。
テーマは「政治と政策の視点がなぜ重要か」です。
「個人的なことは政治的である」
「政治に無関心ではいられるが、無関係ではいられない」
私たちの生活は政治につながっているが、日本人はその認識が乏しい ということを
欧米との比較でわかりやすく教えてくださいました。
そしてその原因は教育であり
教育を通して「非政治的な人々」をつくってきている からとのこと。
① 社会を変えていける個人を育てる
② 国家権力に殺されない個人を育てる
③ 民主主義を維持、機能させる個人を育てる
という、あるべき「政治教育」をしっかり行っていく必要性を学びました。
日本では民主主義と立案主義、三権分立が危機的な状況。
次第次第に、でも大変深刻な状態になっているのに気が付いていないという「ゆでガエル」のような状態になっていることに改めて気づかされました。
受講生からは、
「政治に対するイメージが変わった」
「今まで政治に無関心だったが、政治参画の必要性を実感した」
「政治について学ぶ機会を奪われていたことがわかり怒りを感じている」
「みんなで学ぶ大切さを感じられた」
など、様々な感想が寄せられました。
今回の講義で、いかに自身が政治を他人事と感じていたかを痛感し、今意識をもって政治的に考え課題に取り組まなければ手遅れになるという危機感を感じられたのではないでしょうか。講義中の受講生の皆さんの大きくうなずく姿が印象的でした。
また、饗場先生からファイナルプレゼンについても、以下のようなアドバイスをいただきました。
・社会・周囲への訴え方をもっと具体的に!(根底に自己責任的な発想がないかをチェックする)
・「政治を変える」という発想を(必要なのは立法?政治家へのアプローチ?いっそ自分が政治家に?)
・背後に大きな政治の意思決定がある点を入れられれば!
予定の時間を大幅に超過して熱のこもったご講義をいただき、また質疑応答にもたっぷりお答えいただきました。
「個人的なことは政治的なこと」
「政治的なことは個人的なこと」
をしっかり認識して、みんなで学び、政治に参画していきたいと思います!

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