TFA2021第2講目 開催報告

【TFA2021第2講開催】

11月7日13:00~「とくしまフューチャーアカデミー2021(TFA2021)第2講」を開催しました。
一部では、大崎麻子氏(特定非営利活動法人Gender Action Platform理事)を講師に迎えました。大崎さんには2018年からTFAにかかわっていただいています。
今回は、「ジェンダー視点から考える 私たちが生きる社会 私たちの人生」と題した講義をいただきました。
特に印象深かったのは、エンパワーメントに関するお話です。
エンパワーメントは、日常生活や人生において、自己決定しながら生きる力を身につけるプロセス。自分のことを自分で決めていくためには、健康、教育、生計手段や経済力、そして社会政治への参画、これらをひとつづつきちんと身につけていくことが重要。リテラシーや知識や気持ちを身に付けていくことをも含めてエンパワーメント。それらをしっかり身に付けた、いわばエンパワーされた人がレジリエントな社会(災害に強い、何かあっても回復できる社会)を創っていく。
自己決定するとき、また選択をしていくときには、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が大きな影響を与えることが多く、これらをしっかり認識していかなければならないということでした。
グループワークでは、これまでの人生で「こうあるべき」という思い込みであきらめたこと、そして、どんな環境や条件が揃っていたらあきらめたことを実現できたかについて、話し合いました。
皆さん、自らの思い込みが、人生の選択に大きく影響を及ぼしているということを実感できたのではないでしょうか。
一部をうけて、二部では、パク・スックチャ氏(アパショナータ , Inc代表&コンサルタント)を講師に迎え、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」について、より詳しく学びを深めていきました。
多くのデータに示されたエビデンスをもとに、アンコンシャス・バイアスが影響を与えているさまざまな事例をお話しいただきました。
グループワークでは、身近にあるアンコンシャス・バイアスについて考え、なぜそう思ったのかをディスカッションしました。
様々な視点の意見から、皆さんのアンコンシャス・バイアスに気づく感度もあがったのではないでしょうか。
グループからの共有をうけ、パクさんからは、以下のようなお話がありました。
幼いころの影響、親の影響も大きい。私たちは、嫌われないように、好かれるように、と無意識に社会から望まれる女性らしさに合わせている。女性自身もバイアスを持っている。
女性活躍を阻んでいる要因のひとつは女性自身であり、それに女性自身が気づいて変えていくことが重要である。
バイアスを持った行動はのちのちに影響してくる。キャリア、ライフ、年収などいろんなところに影響が出てくる。それに気が付き、できる範囲から変えていくことが重要である。
当たり前のことに対して疑問を持っていくということからはじめてみてはどうか、ということでした。
アンコンシャス・バイアスは、自分ではなかなか気が付けません。
なので、今回の講義などのように、知識を身に付け、自分以外の方と意見の交換をすることで、意識して改善していかなければならないと感じました。
バイアスを取り除き、自分らしい自己決定をしていけたらと思います!
次回のTFA第3講は、12月5日(日)13:00~
労働と経済~女性 × はたらくを考える~/リプロダクティブヘルス・DV(安心・安全に暮らす)がテーマです。こちらでも随時開催報告をしていきます。お楽しみに!
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