設立10周年 Anniversary

設立10周年 Anniversary

2014年4月1日、団体を設立してから今日で10年目となりました。
「一念岩をも通す」という言葉がありますが、
愚直にもがきながらも、決してあきらめることなく動いていれば
必ず結果はでるものだと信じて進んできました。

振り返れば、10年はあっと言う間に過ぎていました。
少し長くなりますが、ここに至るこれまでの転機を振り返ってみました。

平坦な道のりではありませんでしたが、多くの出会いに恵まれ
成長の機会を与えられ、今日この記念日を迎えることができています。

設立当初はNPOの組織というものに対して理解も浅く、
また雇用関係でもないメンバーに対するマネージメントもわからず
全てが未知の世界で、未知の体験でした。
見よう見まねをするにも、近くにロールモデルはおらず、四苦八苦の日々。
資金的な余裕もなく、登記もすべて自前で行い、修正があるたび、法務局に通う日々。
家族からは、今でも私の趣味は「法務局通い」だと思われています。
おかげで、過去2回の名称変更も難なくクリアできました。

大きな転機は、2018年に徳島県が創設した「とくしまフューチャーアカデミー」の
企画運営を担当したことでした。
新たな事業として、これまでの女性のリーダーシップとか
エンパワーメントとは異なる人材育成を真剣に考えるきっかけとなりました。

次に、日本の女性をエンパワーメントするために開催された
フィッシュ財団のJWLI Bootcamp2019に参加できたことです。
ここでやっと女性自分自身に女性リーダーとしての自覚が芽生え、
その女性たちを応援する温かなコミュニティがあることを知り、
太陽なような母なる存在のJWLIの創設者、Fish 厚子さんに出逢い
生まれ変わったような気持ちで徳島に戻りました。
2022年には、このアメリカ発のリーダー育成プログラムの共催として徳島でBootcampを開催しました。
その時の様子がこちらです

Bootcampに参加してすぐに、2年目となるとくしまフューチャーアカデミーに取り組みました。
TFA2019の修了生の皆さまは、今、まさにこの団体を支えている屋台骨であり
温かなシスターフッドの循環を生み出している、噴泉のような方たちです。
TFAに参加して自分が成長できたという体験から、
次の受講生を支える側にまわりたいと事務局を担ってくれています。

 

TFA2021は、コロナ禍で完全オンライン開催でした。
しかし、ここでTFAの方向性が大きく変わりました。
「公共政策」を学ぶTFAへと進化しました。

コロナ対策で始まった突然の一斉休校・ステイホーム・リモートワーク
三密を避けて、不要不急の外出を控える、マスクの着用など。
政府の打ち出す政策方針に振り回されるような感覚でした。
働く女性の多くは、朝昼晩の食事の用意に疲れ果て
家庭内に居場所のない女性や女の子を取り巻く環境に危険が迫り、
経済基盤の脆弱な非正規やパートやアルバイトの女性は
職を失ったり、収入が激減したり、生活はさらに厳しくなりました。
社会からの孤独や孤立状態で、生きることを諦めてしまう方もいました。
地元新聞で徳島の女性の自殺に関する記事を見て、
TFA受講生の最終プレゼンで「もっと手軽に相談できる場所が必要だ」
「女性が安心できる居場所が必要だ」という提言があり、
ここから「女性つながりサポート事業」が始まりました。

公式LINEを窓口とする相談対応、web相談や対面相談、
居場所づくり、アウトリーチ支援、生理用品の無償提供、
それらの活動に従事するピアサポーター養成講座の企画運営。
すべてが初めての取り組みで、思考錯誤の連続。
上手くいかないことも多々ありましたが、1年目、2年目と年々成長し
3年目に、いくつかの成果を感じる出来事がありました。

この事業をきっかけに、県の支援を受けて県産のお米や食料を提供する
「食料支援」を県内各所で毎月最大200食提供しました。
初めての食料支援に日は、雪が降る中でした。


生活困窮や経済的に厳しい状況にある方から、
リアルな悩みやお困りごとを直接お聞きする機会も増え、
一層ジェンダーギャップ解消に向けた動きに関心が高まりました。

2023年11月には、つながりサポート事業からの展開で
「つながりカフェ」がスタートしました。

県内に子ども食堂はたくさんできましたが、単身女性には参加しづらい場所であることや
子どもがいても大勢の人がいてにぎやかな場所が苦手な過敏な方もいらっしゃることなどから、
ゆったりのんびりお話しながら食事を楽しむつながりカフェを開催することとなりました。
つながりシリーズはまだ続きそうで、次の企画が進行中です。

TFAは2023年まで、合計6回開催し、過去の修了生は約200名(TFA1st、TFADXも含む)
つながり支援事業は、3年間活動を継続し、県内に50名のピアサポーターがいます。

思えば、すべてのプロセスが偶然のように重なり合って、次の展開へと繋がっています。
決して一人ではできないようなことを、みんなでできることの喜び。
この達成感や充実感は、これまで味わったことが無いほどに深く大きなものでした。
そして、誰かの成長や喜びを自分ごとのように感じられることで、
日々の幸福感が増幅していることを感じています。
この10年で得たものは、何にも代えがたい仲間の存在でした。

10年目の節目の年となり、ここに集まってくれた素晴らしい仲間とともに
さらに次のステージへの進みたいと思っています。
地域の未来と私たちの未来、TFAのプレゼンのテーマの通り
団体としても未来に向けてのビジョンを描き、アクションを起こしていきたいと思います。

毎年、新年度に一緒に活動してくれる仲間の募集を行っています。
ご関心のある方は、ぜひこちらのフォームから登録してください。
皆さまの参加をお待ちしています。

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