過去の事業

【過去の主な実施事業】(2014年6月~2023年2月)


2014年度

  • オープニングイベント「知事と語ろう!日本一女性が自己実現できるまち、徳島を目指して」を開催(6月)
  • 徳島県主催女性活躍フォーラム「明日へのFirst Step!わたしのチャレンジ」(11月)

2015年度

  • 働く女性100人を対象にアンケートを実施
  • 徳島県主催女性のチカラで輝く未来プログラムキャラバン事業「地域活性フューチャーセッション 阿波おんな50×阿波おとこ50」(10月)

2017年度

  • フレアキャンパス企画委託事業「On stage 自分らしく生きる」開催(`18/1月)

2018年度

  • 働く女性のための新聞活用術6回シリーズ(徳島新聞社提供講座)開催(10月)
  • フレアキャンパス企画委託事業「女と言う呪い〜アンコンシャスバイアスからの解放」開催(`19/1月)
  • WAW!国際女性会議、国会議事堂視察 15名参加

2019年度

  • 働く女性の交流会開催(6月)
  • とくしまフューチャーアカデミー2nd.2019全6回(8〜20/3月)
  • 新年交流会開催(20/1月)
  • 令和元年度フレアキャンパス企画委託事業「生き方の新しい選択」開催(`20/1月)

2020年度

  • 働く女性のオンライン交流会開催(6月)
  • 令和2年度フレアキャンパス企画委託事業
    「働く女性のデジタルトランスフォーメーション」開催(8月)
  • とくしまフューチャーアカデミー2nd.2020 全7回開催(8〜`21/3月)
  • 寄付月間「Giving December」キフカッション@とくしま開催(12月)

2021年度

  • 令和3年度フレアキャンパス企画委託事業「セルフリーダーシップ」開催(7月)
  • 徳島県コロナに負けない!女性つながりサポート事業(9〜22/3月) とくしまフューチャーアカデミー2021 全6回開催(10〜22/3月)
  • 新年交流会開催(`22/2月)

2022年度

  • とくしまフューチャーアカデミー修了生×女性起業塾修了生交流会(5月)
  • JWLI BootCamp徳島共催(8月)
  • 令和4年度フレアキャンパス企画委託事業「コミュニティ・オーガナイジング 私のストーリーで仲間をつくる」(8月)
  • 徳島県コロナに負けない!女性つながりサポート事業(9〜23/3月) とくしまフューチャーアカデミー2022 全6回開催(9〜23/3月)
  • 月200食の食料支援開始(23/1月) 新年交流会開催(23/2月)

2022年度の主な事業

① 令和4年度フレアキャンパス講座

「コミュニティ・オーガナイジング初級編~私のストーリーで仲間を作る」

開催日時:令和4 年 8 月 20 日(土) 19:00〜22:00
参加人数:18名
講師:大澤祥子氏(一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクション共同代表、 NPO 法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン講師)
開催方法:オンライン会議システムzoom を利用

概要:「コミュニティ・オーガナイジング」 市民の力で社会を変えていくための考え方、方法であり、行動を起こすための一歩となるもの。
前半は「コミュニティ・オーガナイジング」についての講義、後半は身に付けるためのグループワークを中心に行った。でもパブリックナラティブは「私」「私たち」「行動」の 3つのストーリーをつなぎ語ることで周りの共感や仲間との行動を生み出すものである。その土台となる、私のストーリー( Story of self )についての学びを深めた。
後半のグループワークでは、今自分が取り組んでいることは何か、そこにはどんな価値観があり、それを作った原体験はどんなものかをまとめ、そのストーリーを 2 分で語り、メンバーからフィードバックを受けた。参加者それぞれに、どんな原体験があったのか考えることで、今までになかった気づきや自分の価値観を再認識することができたようだ。自分が今行っている活動について、より納得感をもって取り組めるようになったのではないか。
グループワークに重きを置いた講座内容としたため、自分の言葉で語る体験を通じ、協力者を得るためのスピーチ作成に取り組むことができた。
参加者からは、「自分の原動力となっているターニングポイントを改めて意識することができた」「新たな気づきがあり、自分自身の成長を感じられた」といった前向きな感想が多く寄せられた。自分の価値観の生まれたところをしっかり意識できたことにより、自分の活動についてより力強く伝えていける力をつけることができたのではないだろうか。

② JWLI Bootcamp 2022徳島

開催日時:令和4年7月29日(金)~31日(日)
参加人数:10名(選考による)
講師:柴沼俊一氏(株式会社シグマクシス・インベストメント代表取締役社長)、山川恭弘氏(バブソン大学アントレプレナーシップ准教授)、大嶋栄子氏(NPO法人リカバリー代表)

概要:フィッシュ・ファミリー財団主催・NPO法人徳島の女性を元気にする会共催。「2006年の創立より米国ボストンと日本にて女性リーダー育成研修を運営するJWLIが、プログラムのコアである4週間のボストン研修を3日間の合宿型研修「ブートキャンプ」に凝縮し、日本語で提供するもの。
厚子・東光・フィッシュ氏(JWLI創設者)を徳島に迎えて2019年以来のJWLI Bootcampの開催となった。豪華な講師陣のもと、DAY1、DAY2では、講義と様々なワークを通じて自己分析をしながらリーダーシップについて学んだ。最終日であるDAY3では、受講生全員がピッチ(プレゼンテーション)を行った。4分という短い時間のなかに、自分の思い、実現したいこと、そして「何がほしいのか」を凝縮させて伝えていく。なかには、ほとんど眠らず一晩かけて準備された方も。今持てる力を精一杯出し切ってのピッチが披露された。
全員のピッチの後は、alumni(卒業生)によるトークセッションやJWLIエコシステムの説明を受け、サンキューカード交換の時間があった。3日間ともに過ごした仲間たちとエールを交換し、友好を深めた。その後の講評では、12月にベンチャーカフェ東京でのピッチの権利を得る者が発表された。徳島会場からは、当NPOメンバーを含む3名が選ばれた。短くも、とても濃密な 3日間。JWLIのスピリットである We can make a difference!を体感できたのではないだろうか。また卒業生同士の有機的なつながりも、JWLIの魅力である。参加者には、つながりを活かしながら自分らしいリーダーとしてさらなる活躍が期待される。

③ コロナに負けない!女性つながりサポート事業 

概要:ピアサポートとは、専門家による支援ではなく同じ経験をしたことがある同じ立場の人が行うサポートで仲間同士で助け合う支援の形。ピアサポートとくしまでは、以下5つののアプローチにより事業を実施した。

①ピアサポーター養成講座

ピアサポーター養成講座(全6回)、ピアサポーターのためのフォローアップ講座(全5回)、相談員をサポートする支援者(スーパーバイザー)養成のための講座(全5回)を実施。ピアサポーターの役割は、「話を聞くことにより相手の自己概念の成長をサポートすること」ということを学んだ。心理的安全性が保たれたなかで学び、ワークを繰り返すことにより、相手を尊重して傾聴する、という姿勢を身に付けることができた。
また講座内での、講師やピアサポーター同士の励ましあいにより、よりよい活動へのモチベーションを保つことができた。


②WEB相談

気軽に相談できるように、各種SNSからの広報を行いながら、窓口は公式LINE一つとして相談を受けた。WEB
サイトを準備し、各種相談機関の情報の掲載や、養成講座を終了したピアサポーターを順次WEBサイトで紹介した。公式アカウントのLINEから相談を受け、必要な方にはzoomを活用したオンライン相談を行った。


③アウトリーチ支援

対面での相談を希望する方に対して、ピアサポーターが出向き対応を行った。また、役場などでの生理用品提供時にもヒアリングを行った。また、リアルな声を聞くために相談コーナーでの対応に重点を置くなどして実施した。


④居場所づくり

コロナ禍で孤独や孤立を感じている女性のために、社会や他者とのつながりを回復することを目的に、少人数でリアルに会える居場所をつくるために行った。県下どの地域においてもセミナーやワークショップを通じた人との交流やリフレッシュの時間を楽しんでいただけるよう県内を5つのエリア分けとオンライン開催を予め盛り込み、開催地や内容が偏らないように配慮しながら企画、運営をした。セミナーや講座後には、事業に活かすため困りごとなどのヒアリングを行った。

⑤生理用品の提供

昼用と夜用を6,000パックずつ購入し、県下で提供を行った。袋詰め作業ではピアサポートのチラシを封入し、必要な方にピアサポートの支援の情報が届くように工夫した。生理用品は、学校や市町村窓口からの提供、またピアサポーターからの直接提供を行った。
開催日時:令和4年9月~3月

④ とくしまフューチャーアカデミー 2022 

概要:徳島県において、政策・方針決定過程への女性や若者の参画機会の拡大を図るため、人材発掘及び人材育成機能を備えた実践の場を創設し、女性活躍に向けた研修を開催するとともに、育成した人材が活躍できる機会を提供する事業を2018年より開催しており5年目の開催となった。2020年、2021年は新型コロナウィルス感染拡大の影響によりリモート開催であったが、感染対策を講じながら本講座は3年ぶりのリアル開催となった。受講者は各分野におけるスペシャリストからの講義を受け、自分の興味関心のある分野を起点とした社会課題の発見とその解決に向けた具体的なアクションをファイナルプレゼンテーションに向けて練り上げていった。また先輩修了生たちが受講者のメンター、サポーターとなって学びの下支えを行い、TFAがこれまでに育成した人材の活躍の場ともなっている。ファイナルではさまざまなバックグラウンドを持つ受講生たちが思い思いの精一杯のプレゼンを行い、笑いあり、涙ありのリアル開催ならではの熱量と一体感を持ってフィナーレを迎えた。TFA修了後には有志による自主活動グループが立ち上がるなど早速 自発的で積極的なアクションもあった。修了生の今後の活躍に期待したい。
講座開催期間:2022年10月10日〜2023年3月4日 本講座修了者 17名

⑤ ドイツ・ニーダーザクセン研修参加報告会

ニーダーザクセン州と徳島県の友好交流提携15周年記念事業

2022年9月4日~2022年9月10日、管理職を目指す徳島県の女性のための自己形成とエンパワーメン トを目指すドイツ研修ツアーが徳島県主催により行われ、10人(当団体から5人)が参加した。

日程と内容(時系列)

◆ハンブルク総領事 加藤喜久子さんとの交流 ◆ツェレ郡・女性経済調整センターの事業内容、女性向け支援サービスなどの説明 ◆ワーク・ライフ・バランス確保の経験談 ◆リューネブルク・ヴォルフスブルク商工会議所女性事業主サークル「赤のサロン」でビジネス朝食に参加 ◆企業内視察 ◆日本とドイツとの違い、特性・特質エクササイズ、力の源トレーニングなどのワークショップを通じて、マインドセットや振り返りの機会を得た ◆社会福祉・保健・平等省訪問


得たもの

ジェンダーギャップ指数の10位のドイツと116位の日本の違いは何だろう。教育、経済、福祉、価値観など、参加者各々の職業や立場から見聞きして、体感して学びを持ち帰えることができた。
ドイツのロールモデルや支援策の中から一部取り入れるヒントを得たり、徳島県の優れた部分に目を向けることができた。
ワークショップを通じて、自分の強みや必要なリソースを知り、目標設定を再確認することができた。
何より、信頼できる仲間と出会い、本音で語り合うことができた。

⑥ 日本政府主催の国際女性会議WAW!(WAW!2022)参加

開催日:2022年12月3日  場所:三田共用会議所
WAW!は2014年から日本のジェンダー平等と女性のエンパワーメントを推進する取り組みとして日本政府が開催している国際会議である。
TFA2022がWAW!2022の公式サイドイベントに認定され、会場内にポスターが展示されていた。3年ぶりのリアル開催となり、一般参加枠が限定された中、徳島からTFAの修了生ら5名が参加した。

⑦ 新年交流会を開催

開催日:2023年2月4日
場所:ホテルパークウエストン
参加者:30名

2023年度の新年交流会を開催。
立春の日、春の始まりとなる良き日に、NPOメンバー、とくしまフューチャーアカデミーの受講生、ピアサポーターの皆様と、リアルにお会いして、親交を深めることができた。
今年は理事メンバーの「推し」をゲストにお迎えし、皆様にご紹介しご縁を繋いでいただくことを目的とした。
各分野でご活躍のゲストの皆様の素晴らしいお話で、今年も良い新年交流会となった。